太陽光2か月目。7月は11,400円ぶん買わずに済んだ

毎月の収支

2026年7月の電気代は、4,742円でした。

太陽光を載せる前、私が一番知りたかったのは「実際のところ、いくら安くなるのか」でした。請求書と発電データの両方が手元にあるので、都合のいいところだけを切り取らずに書きます。

我が家の条件
東京都の建売住宅、築10年。太陽光6.28kW、蓄電池14.9kWh。電気の契約は50Aで、オール電化ではありません。給湯と暖房はガスで、冷房はエアコンです。在宅ワークなどで平日の日中も人がいる家です。
パネルの並べ方や機器の型番など、細かい条件は我が家の設備と条件にまとめてあります。

ただ、この先はガスも減らしたいと考えています。給湯をエコキュートに、暖房をエアコンに替えれば、家で使うエネルギーは全部電気になります。太陽光と蓄電池とV2Hだけで、一年をまかなえるのか。冬は発電が半分以下に落ちるので、そこをEVの電池で乗り越えられるかどうかにかかっています。答えはこの冬に出ます。

毎月の請求書と発電量をこのブログに出していきます。ブックマークして、また見に来てください。

家の側面に設置した蓄電池の屋外ユニット2台とパワーコンディショナ

↑ 家の側面に置いた蓄電池のユニットと、壁のパワーコンディショナ。工事期間中に撮ったので、右側に足場のシートが写っています。屋根で作った電気は、ここを通って家に回っています。

シミュレーション予測は788kWh、実際は762.8kWh

相見積もりを取ると分かるのですが、会社ごとにパネルの構成が違います。メーカーが違い、枚数が違い、屋根への並べ方も変わる。総額だけを並べても比べたことになりません。見るのは年間にどれだけ発電する見込みで、それがいくらかです。その数字を横に並べて、ようやく各社を比べられました。

見積の際にもらったシミュレーションでは、我が家の年間発電量は7,328kWh、7月は788kWhという予測でした。

見積の際に受け取った年間発電量シミュレーション。月ごとの予測発電量が棒グラフと表で示されている

↑ 見積の際に受け取った年間発電量のシミュレーション。7月の予測は788kWh、年間で7,328kWhです。5月が一番多くて884kWh、12月が一番少なくて405kWh。赤で囲んだのが7月です。宛名の欄は伏せています。

7月の実績は762.8kWhでした。予測に25kWh届きませんでした。

2026年7月の発電 762.8kWh点線がメーカーの予測 788kWh系統へ357.4自家消費209.2蓄電196.2予測に25.2kWh届かず。1日あたりの平均は24.6kWh系統(電力会社の送電網)へ流した分は、売電契約がまだなので入金はありません
単位はすべてkWh。HEMSが記録した2026年7月1日〜31日の実測値です。

1日あたりの平均発電量が24.6kWhなので、足りなかった25kWhは、ちょうど1日分にあたります。ひと月のうち1日ぶんだけ届かなかったことになります。

7月は雨が多かった印象があったので、予測にはもっと届かないだろうと思っていました。この手のシミュレーションは多めに出してあるものだ、という先入観もありました。ふたを開けたら差は1日ぶん。拍子抜けするくらい近い数字でした。

まるまるひと月なら、11,400円ぶん買わずに済む(7月予想)

まるまるひと月動いた7月で計算すると、こうなります。

消費電力量 385kWh屋根の太陽光 6.28kW蓄電池昼の自家消費209 kWh夜の放電158 kWh充電は196kWh買電17 kWh買わずに済んだ368kWhは約11,400円ぶん
HEMSが記録した2026年7月の実測値です。金額は1kWhあたり約31円で換算しています。

この209kWhが多いのは、日中も人がいるからです。昼に留守なら、その多くは系統へ流れます。

なお11,400円は7月1日から31日で計算した数字で、検針期間とはずれています。請求書の金額とは直接つながりません。

蓄電池は、入れた量の8割しか戻らない

売るのは1kWhあたり24円、買うのは約31円。同じ1kWhなら、昼に家で使うほうが得です。ただ、蓄電池を通すと2割が消えるようです。

屋根でつくった電気は、そのままでは家電が使えません。パワコンという機械で形を変えます。屋根から直接家へ回る電気は、ここを1回通るだけです。しかし、蓄電池に入れる電気は、入れるときにもう1回、形を変えます。増えた1回のぶんだけ、余計に減ります。

電気は、パワコンを通るたびに少し減りますパワコン屋根の太陽光蓄電池そのまま使う道パワコンは1回蓄電池を通す道パワコンを2回通る
矢印の太さが電気の量です。パワコンを通るたびに細くなります。

入れた量に対して、出てきた量は7月が80.8%。8月も1日から17日までで80.1%でした。別の月で同じ数字が出るので、たまたまではなさそうです。

月末に電池へ残っていた分は、翌月へ繰り越して計算し直しました。残量は6月30日の夜が93%、7月31日の夜が76%。7月は79.7%、8月は81.2%。8割は動きませんでした。

説明書に書いてあるのは放電時の95%だけで、充電側の数字はありません。放電している間もわずかに電力会社から買い続ける仕様もあります。

この2割が全部パワコンの変換ロスかというと、そうとも限りません。蓄電池が動くのに使う電力や、入れっぱなしで抜けていく分も混ざっています。残量の帯ごとに計算し直すと86%になったので、変換そのもので減るのは1割台かもしれません。今のところ私が言えるのは、入れた量のうち出てきたのは8割、というところまでです。今後も要検証です。

入れた量と、出てきた量2026年7月。入れた量より、出てきた量が少ない充電196.2 kWh放電158.4 kWh−37.8蓄電池を通して4,910円ぶん。売っていたら4,709円
充電量はHEMSの実測値です。放電量は、消費電力量から自家消費と買電を引いて出した推定です。月末に電池へ残っていた分は、翌月へ繰り越して差し引いてあります。

この24円は2026年度のFIT(固定価格買取制度)の買取価格です。10kW未満の住宅用は、最初の4年が24円、5年目から10年目が8.3円という2段階になっています。早く元が取れるよう前半を厚くした制度で、5年目に3分の1に落ちます。そうなると、売るより家で使うほうが4倍近く得になります。

使う電気が減ったら、1kWhの値段が上がった。基本料金の話

毎月電気代を払っていても、基本料金を意識することはまずありません。私もそうでした。

使用期間 使用量 料金 1kWhあたり
2026年5月9日〜6月8日 256 kWh 9,259円 36.2円
2026年6月9日〜7月8日 111 kWh 4,742円 42.7円

使用量は半分以下になったのに、1kWhあたりの単価は上がっています。

基本料金があるからです。電気そのものの値段は1kWhあたり約31円で、これは変わりません。請求額を使用量で割ると42.7円になるのは、そこに毎月固定でかかる分が乗っているためです。

我が家の契約は東京ガスの「ずっとも電気1」で50A。基本料金は、使った量に関係なく同じです。使う量が減るほど、1kWhあたりに乗ってくる割合は大きくなります。

「太陽光をつければ電気代がゼロになる」という説明は、正確ではありませんが、基本料金は残ります。もう少し節約できないか他社への契約変更も含めて、検討しています。

電気そのものの値段は、上がっていなかった

ついでに、もうひとつ確かめました。基本料金を抜いた「電気そのものの値段」は、この2年で上がっているのか。請求額から1,284円を引いて、使用量で割ります。同じ月どうしで並べると、こうなりました。

請求月 2024年 2025年 2026年
1月 30.7円 30.5円
2月 30.6円 30.5円
3月 28.1円 26.0円
4月 28.9円 26.1円
5月 30.4円 29.3円
6月 32.1円 31.1円
7月 31.9円 31.2円
8月 31.1円 31.8円 31.2円
9月 31.7円 29.6円
10月 27.6円 29.0円
11月 27.1円 28.6円
12月 28.4円 30.6円

上がり続けてはいませんでした。26円から32円のあいだを行ったり来たりしています。年の平均でも、2024年が29.2円、2025年が30.2円、2026年が29.5円です。

動いているのは燃料費調整額です。毎月変わるので、同じ月でも年によって2円ほどずれます。2025年の秋から冬にかけては上がっていて、2026年の春は下がっている。上がる一方ではありませんでした。

「電気代は毎年上がっている」というのは、私の実感でした。業者のあおりには注意が必要ですね。

ひとつ先に断っておきます。2026年8月から10月の検針分には、国の支援が入ります。次の請求から単価が下がって見えますが、それは太陽光とは関係ありません。

6月27日、台風の日に蓄電池が勝手に満タンになった

6月27日、台風が近づきました。天気図には2つ写っていて、日本に向かってきたのは7号のほうです。

2026年6月27日と28日の午前9時の実況天気図。27日は台風7号が本州の南にあり、28日には東の海上へ抜けている

↑ 左が2026年6月27日、右が28日の午前9時。27日は台風7号が本州の南にあって、45km/hで北東に進んでいました。28日には東の海上へ抜けています。出典:気象庁「過去の実況天気図」

台風が来た週の発電量01020232425262728293025.823.07.26.04.87.620.022.8台風
棒の高さはその日の発電量(kWh)。27日に台風7号が関東付近を通り、28日には東の海上へ抜けました。この週は晴れの日が一日もありません(気象庁・東京の観測)

25.8kWh出ていた日が、4.8kWhまで落ちました。5分の1です。

意外だったのは曇りのほうです。23日と24日は曇りで25.8kWhと23.0kWh、29日と30日も曇りで20.0kWhと22.8kWh。7月の平均が24.6kWhなので、曇りでも平均並みに出ています。はっきり落ちたのは雨の4日だけでした。曇りより、雨のほうがずっと響きます。

興味深かったのは、そこだけではありませんでした。同じ週の買電量を並べると、こうなります。

日付 発電量 蓄電池への充電 買った電気
6月25日(木) 7.2 kWh 3.1 kWh 0.62 kWh
約19円
6月26日(金) 6.0 kWh 2.7 kWh 0.62 kWh
約19円
6月27日(土) 4.8 kWh 6.9 kWh 8.35 kWh
約259円
6月28日(日) 7.6 kWh 3.5 kWh 0.59 kWh
約18円

27日だけ、買った電気が14倍近くになっています。

気づいたのは、スマホのアプリでした。何か表示が出ていたのですが、そのときは読み流してしまって、内容を覚えていません。あとからデータを並べ直して、ようやく意味が分かりました。

しかもこの日は、発電が4.8kWhしかないのに、蓄電池には6.9kWh入っています。作った量より多く充電されている。足りない分は電力会社から買っています。

これは故障でも異常でもありません。気象警報が出ると、蓄電池が自動で満充電になる機能が働いた結果でした。

気象警報が出ると、何が起きるか気象庁が警報を出す大雨・洪水・暴風などニチコンのサーバーが受け取るインターネット経由家の蓄電池が充電を始める足りない分は電力会社から買う満タンで待機。停電に備える警報が解除されると元に戻る
2026年6月27日、我が家で実際にこの流れが動きました

気象庁が大雨や暴風の警報を出すと、メーカーのサーバーがそれを受け取って、家の蓄電池に「すぐ充電しろ」と指示を送ります。満充電になったらそのまま待機して、停電に備えます。警報が解除されると、元の運転モードに自動で戻ります。

翌28日は台風が東の海上へ抜けたあとで、買電は0.59kWhと普段どおりでした。増えているのは警報が出た27日だけです。

買い足したのは8.35kWh。1kWh約31円なので、260円ほどです。台風の夜に停電したときのことを考えれば、安い保険だと思いました。

この機能は最初から動いているわけではありません。ニチコンのオーナーズ倶楽部から申し込みが要ります。その前に「見守りサービス」に入っていることが条件です。どちらも無料ですが、申し込まないかぎり動きません。

もうひとつ、郵便番号が2か所にあります。ひとつはオーナーズ倶楽部の会員情報、もうひとつは室内リモコン(またはアプリ)の登録情報。この2つが一致していないと、申し込んでも通りません。我が家はリモコン側を業者が設定してくれていたので、そのまま通りました。リモコンの機器情報を開いてスクショしておくといいと思います。

ややこしいのは、リモコンの取扱説明書を読んでもそれが分からないことです。郵便番号の欄にはこう書いてあります。

郵便番号を設定すると異常が発生した際に、原因の特定につながる場合がありますので正しく入力してください。

これだけ読んで、気象警報に要ると気づける人はいないと思います。ところがオーナーズ倶楽部の申し込みページには、はっきりこう書いてあります。

室内リモコンの郵便番号で設定された地域の気象警報を取得するため、郵便番号を正しく入力する必要がございます

同じ欄の説明なのに、書いてある場所によって中身が違います。片方だけ読んでいたら、たどり着けません。設定するのはアプリかリモコンの「機器情報」の中です。

※ この機能の内容は、ニチコンのネットワークサービスについて(2026年3月17日版)とオーナーズ倶楽部マニュアル(2026年4月27日版)とESS-T5/T6の取扱説明書で確認しました。

そのうえで正直に書いておくと、我が家はこのあと、この機能を切りました。

停電に備えてくれるのはありがたいのですが、警報が出るたびに自動で買電が入ると、蓄電池が普段どう動いているのかが見えにくくなります。導入したばかりで、自分の家の電気がどう流れているのかを知っておきたい時期でもありました。台風が近づいたら手動で充電すればいい、と考えています。

ただ、切ったぶん停電への備えは弱くなります。台風が近づいたときに手動で充電するのを忘れれば、それまでです。安全を考えるなら、オンのままにしておくほうがいいと思います。私も、様子が分かったら戻すつもりです。

8,578円は、まだ1円も入っていない

HEMSの画面には、7月の売電料金として8,578円と表示されています。6月とあわせると10,073円です。

ただし、このお金は1円も入っていません。

売電の契約手続きが、まだ終わっていないためです。パネルは発電していて、余った電気は系統に流れています。それがお金として戻ってくる契約のほうが、まだできていない。

HEMSが出しているのは「1kWhあたり24円で計算したらこうなる」という理論値です。実際の入金額ではありません。

※ HEMSの「売電料金」は入金額ではありません
売電の契約が済んでいなくても、HEMSは使いきれずに流れた電気に単価をかけて金額を出します。導入直後は特に、この数字を収入と勘違いしやすいところです。実際に入金されるのは電力会社との受給契約が成立してからで、そのタイミングは施工業者や電力会社によって差があります。契約手続きがどこまで進んでいるか、早めに確認したほうがいいです。

この1万円がいつ入ってくるのかも、分かり次第そのまま書きます。

次の請求で、ようやくまるごとひと月分になる

太陽光が動き出したのは6月20日です。ここまでの数字は、30日のうち19日しか効いていない請求のものでした。

まるまるひと月効いた最初の請求は、9月に届きます。

届いたら、また請求書のまま載せます。

いくらかかったのかは、太陽光と蓄電池とV2Hで426万円が87万円になった話に書いています。補助金の内訳と、足場をもう一度組む前に屋根の塗装もまとめてやった経緯です。

編集後記

会社の先輩に誘われて筋トレを始めました。健康診断で高コレステロールと中性脂肪、それにγ-GTPに引っ掛かったのがきっかけです。酒は飲まないのに、です。

ダンベルで週2回。しばらく続けてから、2024年1月5日にベンチプレスのプログラムを始めました。初日は52.5kgを10回、5セット。そこから先はこれ以上挙がるのかよ、と半信半疑でした。

90kgが挙がったのが2024年12月25日で、100kgは2025年2月12日。7週間でした。1回失敗しただけで届いたのに、その次の102.5kgで4回続けて失敗しました。5回目でようやく成功して、105kgでまた3回。何度も失敗しているうちに、気がついたら挙がるようになっていました。2026年8月現在で120kg。年末は140kgを目指しています。目標は大げさに。

肝心の健康診断はというと、γ-GTPは下がりました。ただコレステロールと中性脂肪は残念ながらそのままです。インターバルを短くしてセット数をこなしていた頃は、数値が改善したこともありました。重いものを1回挙げる方向とは、どうも相性が悪いようです。有酸素運動も混ぜたほうがいいのは分かっているのですが。

記録はつけています。発電量を毎日眺めているのと、やっていることは変わりません。そのうち、やり方も書いてみます。

2026年8月15日

コメント

タイトルとURLをコピーしました