我が家の設備と条件

このブログに出てくる発電量や電気代が、どんな家のどんな設備から出た数字なのかをまとめました。

建物と暮らし方

場所 東京都
建物 建売住宅、築10年
屋根 スレート、勾配3寸。西北西と東南東の2面(真南の面はありません)
パネルの留め方 スレート金具(離隔200mm)。屋根に穴をあけて固定する工法。耐風圧は風速34m/sで設計
暮らし方 夫婦二人。オール電化ではありません。給湯と暖房はガス、冷房はエアコン。平日の日中も家に人がいます
太陽光を入れる前の電気 年間3,616kWh(2025年6月〜2026年5月の検針分)

昼に留守にする家や、給湯と暖房も電気の家では、ここに書いた数字はそのまま当てはまりません。

太陽光

容量 6.28 kW
パネル ハンファジャパン(Qセルズ)Re.RISE-NBC 440 が9枚、MS290 が8枚。合計17枚
屋根面ごと 西北西 8枚 2.92kW / 東南東 9枚 3.36kW
年間予測発電量 7,328 kWh(メーカーのシミュレーション)
計算条件 積雪50cm、風速34m/s、日射量の観測地点は東京
発電開始 2026年6月20日

西北西面8枚、東南東面9枚に振り分けた太陽光パネルの配置図

↑ 契約時の割付図。(1)〜(4)はパワーコンディショナの系統です。左が西北西面8枚、右が東南東面9枚。画像をタップ・クリックすると拡大表示できます。

メーカーの予測は月別で、5月が一番多くて884kWh、12月が一番少なくて405kWhです。夏と冬で2倍以上の差があります。

パネルは屋根に金具で留めています。スレート屋根なので、屋根に穴をあけて野地板にビスで固定します。設計は風速34m/sに耐えるようになっていて、置くだけでは持ちません。

穴をあけたら塞ぎます。穴にコーキングを詰め、金具の裏にゴム状の防水材を挟み、金具のまわりは左右と上だけをコーキングで埋めて、下は水の逃げ道として開けておく。これが一般的な手順です。我が家がこのとおりだったかは、足場が外れたあとなので見ていません。

蓄電池・パワコン・V2H

我が家の構成図。切妻屋根に太陽光6.28kW。左の壁ぎわの地面に蓄電池14.9kWhが立ち、その手前の地面にパワーコンディショナES-T6。右の駐車スペースにV2HスタンドES-PL1があり、ケーブルが車の前面につながっている。左の電柱とのあいだで電気を売り買いする
屋根で作った電気は、まずパワコンに集まります。そこから蓄電池・家・V2Hに分かれ、足りない分と余った分だけが電力会社とやり取りされます。この1台が3つを同時に見ているのが「トライブリッド」です。
蓄電池ユニット ニチコン LiB Tower Pro T6 14.9 kWh・全負荷対応(設計図の型番は ESS-T6XG1
パワーコンディショナ ニチコン ES-T6CK(トライブリッド、連系出力9.9kW)。停電時の出力は 5.9 kVA(片相 2.95 kVA)
V2Hスタンド ニチコン V2H Pod(ES-PL1・壁掛け仕様)
自動切替開閉器 ニチコン ES-B9E(AC200V 100A)。停電すると電力会社側を切り離し、家じゅうを蓄電池・太陽光・V2H側につなぎ替えます
漏電ブレーカ 日東工業 GE63CX(60A・感度電流30mA)
HEMS ShizenBOX2(DR用、通信費込み)
設置場所 建物の側面。屋外
見積書の品番 ESS-T6XGCK。これはパッケージ品番で、パワーコンディショナ・蓄電ユニット・必要な部材がひとまとめになっています

型番の一部は、2026年8月22日のV2H工事のときに実機で確かめました。作っているのはニチコンで、それを長府工産が自社ブランドで売っています。ニチコンのOEMです。

契約時の系統図の部材表。ESS-T6XG1、ES-T6ほかの型番と、系統番号ES-T6[4,4,5,4]、屋根面ごとの枚数と容量

↑ 契約時の系統図から、部材の表と系統の表を抜き出したものです。型番はここに載っているとおりに書いています。系統番号の「ES-T6[4、4、5、4]」は、パワコン1台の4系統に4枚・4枚・5枚・4枚をつないでいるという意味です。氏名のある部分は伏せています。

太陽光・蓄電池・EVを1台のパワーコンディショナでまとめて制御する「トライブリッド」という構成です。蓄電池の容量は7.4/9.9/14.9/19.9kWhから選べます。19.9kWhも見てもらいましたが、ユニットをもう1台置く場所がありませんでした。太陽光6.28kWでは充電しきれない、とも言われています。それで14.9kWhです。

蓄電池の設定

運転モード グリーンモード
充電の時間帯 1時00分〜1時01分(1分間
放電の時間帯 1時02分〜翌0時50分(1日のほとんど
放電下限値 20%(非常時安心設定)。ここまで減ったら放電を止めて、停電に備えて残します(ただし下のピークカットが働くときは10%まで使います)
充電上限値 80%(上の1分間だけの上限。昼に太陽光の余りで充電するときは100%まで入ります)
ピークカット する。契約の50Aを超えそうな買電が起きると、下限の20%を割り込んで10%まで追加で放電し、ブレーカーが落ちるのを防ぎます。そのぶん、停電時に残っている電気は少なくなります。ただし稼働から2か月、1時間ごとのデータを見るかぎり働いた形跡はありません

アプリに出るグリーンモードの説明。太陽光の電力をまず家で使い、余った分を蓄電池ユニットか車両に充電する。発電が足りないときは蓄電池か車両から供給し、満充電なら余剰を売電する、と書かれている

↑ アプリに出るグリーンモードの説明です。

充電が1分しかないのは、深夜の電気で充電しないためです。我が家の料金プランには夜間の割引がないので、買った電気を蓄電池に入れても安くなりません。中に入るのは太陽光の余りだけです。

放電が23時間48分という半端な数字なのは、アプリに「充電および放電の時間帯の合計は23時間50分まで」という制限があるからです。合計23時間49分。上限ぎりぎりまで放電に振ってあります。

アプリの注意書き。充電および放電の時間帯の合計は23時間50分までとすること、充放電の時間帯が重複しないようにすること、開始と停止の時刻が同じにならないようにすることの3点

↑ 同じ画面の下のほうにある注意点です。

放電中は、常に0.1kW前後を電力会社から買います。これは故障ではなく、メーカーの事前確認書に明記されている仕様です。買電がぴったりゼロになる日は来ません。

電気とガスの契約

電気 東京ガス「ずっとも電気1」・50A
ガス 東京ガス「湯ったり」
基本料金(50A) 1,558.75円
ガス・電気セット割引 ▲275円(電気とガスを同じ東京ガスで契約しているため
差し引き 1,284円
電力量料金 1段階目 1kWhあたり34.18円(350kWhを超えると36.92円)
1kWhあたりの実効単価 約31円

我が家は太陽光を入れてから月100kWh台なので、単価はいちばん安い段階に収まっています。そこに燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加わって、実際に払うのは1kWhあたり約31円です。燃料費調整額は月ごとに変わるので、単価は多少上下します。

契約電流 基本料金(1か月)
30A 935.25円
40A 1,247.00円
50A(我が家) 1,558.75円
60A 1,870.50円

料金表には「まったく電気を使用しない場合の基本料金は、半額となります」ともあります。ただし我が家は、放電中にずっと少しずつ買っているので、この半額にはなりません。

検針期間は暦の月とずれます。毎月9日から翌月8日までが1期間で、請求は約1か月後です。

※ 料金は2026年8月16日時点のものです
出典は東京ガス「ずっとも電気1」の料金表このプランは2021年5月16日で新規の申し込み受付が終わっていて、いま契約できるのは別のプランです。料金そのものも改定されます(直近では2025年3月検針分から見直しがありました)。ご自分の条件は、必ず手元の明細と契約先のページで確かめてください。

売電

2026年8月15日の時点で、売電の受給契約がまだ成立していません。パネルは発電していて、使いきれない分は系統に流れていますが、お金は1円も入っていません。

記事の中に出てくる「1kWhあたり24円」は、蓄電システムのHEMSに設定されている単価です。実際の買取単価ではありません。

工事の日程

日程(2026年) 作業内容
6月15日 足場の設置
6月16日〜19日 屋根塗装(シリコン系の遮熱塗料)
6月20日 太陽光パネル・蓄電池の設置完了。発電開始
6月22日 足場の解体
8月22日(予定) V2Hの設置工事

EVは納車待ちです。当初は2026年10月の予定でしたが、地震の影響で1か月ほど遅れる見込みという連絡が入っています。

かかった費用

太陽光・蓄電池・V2H(見積総額) 4,268,000円
東京都の補助金 ▲3,393,000円
自己負担 875,000円
屋根塗装(別途) 506,000円

リケンエナジーの見積書。自己負担額875,000円、合計4,268,000円、補助金合計3,393,000円

↑ 実際の見積書です。宛名は伏せています。施工はリケンエナジー有限会社です。

補助金の内訳は、蓄電池に149万円、太陽光に75.3万円、IoT機器に15万円、V2Hに100万円です。このうちV2Hの100万円は、まだ確定していません。EVまたはPHVを所有していることが条件で、申請には車検証が要ります。納車待ちのため、自己負担875,000円という数字も現時点では見込みです。

費用の詳しい内訳と、屋根塗装をまとめて頼んだ経緯は、導入の記事に書いています。

保証

パネル 出力保証30年/製品保証30年
蓄電システム 15年
自然災害補償 10年
施工保証 10年(雨漏れを含む)
そのほか 故障時のかけつけ点検が無償、各種申請の代行手数料が無料

↑ 契約時の見積書に書いてあったものです。

スレート屋根は穴をあけて金具を留めるので、雨漏りの保証が何年つくかは確かめておいたほうがいいところです。我が家は施工保証10年に含まれていました。機器のメーカー保証とは別で、施工した会社がつけるものです。

データの出どころ

発電量・自家消費・蓄電池の残量・時間ごとの記録 蓄電システムに付属するHEMSの実測値
電気の使用量と請求額 東京ガスの検針・請求データ
気温・天気・天気図 気象庁(東京の観測値)
※ HEMSと請求書の買電量は一致しません
測定している場所が違うためです。2026年7月は、HEMSが17.4kWh、メーターの検針が22.1kWhで、4.7kWh(約27%)の差がありました。お金の話をするときは、請求書の数字を使っています。

最終更新:2026年8月19日

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